それでもこの冷えた手が~世界はゴミ屑、キミは星屑~


そのせいで、見知らぬ男子から話しかけられることもあり、その度にわたしは
曖昧な返事でごまかした。



決められた時間に授業を受け、課題の簡単なレポートを帰り際に提出してから、
急いで帰る。



それを繰り返していく内に、やってきた高校生三度目の冬。



座りながら窓の外を見ると、ちらちらと雪が降り始めているのが見えた。



もうほとんど単位をとってしまったわたしは、2月に入ると、受ける授業が
凄く少なくなって、無いに等しい。