「わ、わかった。バイバイ、また今度」 「ああ、また今度な」 そして、わたしたちは路地裏をでて、左右に分かれている道路の手前で 手を振りながら別れたのであった。 *** 【side那緒】 今日も、あのつまらない授業を受けるのかと思うと、嫌気がさす。 俺は、ほとんどの教科が単位不足な為、そのしわ寄せが卒業間近の二月 にどっときた。 授業をサボりまくって、レポートもろくに提出しなかった結果がこれだ。