それでもこの冷えた手が~世界はゴミ屑、キミは星屑~


ぽろっと、不意に出た涙に驚き、慌てて袖で拭う。



え? 急にどうしたの、わたし……!? 止まってよ、お願いだからっ……!!



だけど、その心の叫びも虚しく、ポロポロと涙の流れが加速して、まずいと
感じたわたしは、『さくら学園』のビルの路地に咄嗟に入った。



路地裏で、壁にもたれかかりながら泣き続けるが、そのうち立っているのも
困難になって、ずるずるとその場にしゃがみ込む。



すれ違った、自転車に乗った子たちが「妬ましい」と一瞬でも思った自分
が馬鹿だった。