同じ職員室にいた、ヤンキーの子らと他の先生、事務担当の人は、
まるで「関係ない」って顔で無視をする。
椅子の角度を直してから、おずおずと座ったけど、自分の左横にいる鈴木先生
は幻でしか見たくない。
目を伏せたまま、前にある白いテーブルの一点だけを、見つめるわたし。
「おい、汐碇ぃ、何だその目。それが人と話す態度と思ってんのかぁ?」
先に口を開いたのはもちろん鈴木先生。
わたしが、「………いえ」と短く、か細く返事をするとーー。
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