余計なお世話だ。 ちょっとイラついてて、声を出す気も無かったわたしは、ただ頭を横に振って 否定するしか出来なかった。 早く終わらないかな……。 たった四十分の授業なのに、今日はやけに長く感じた。 スマホでゲームしたり、お喋りしたり、机に既にうなだれている生徒たち。 そんな中でわたしは、気を紛らわすように、無言でレポートに問題の答えを 黒板を見ながら、シャーペンで書いて埋める。