「へえ。きっと経験豊富なんだろうなぁ。アッチの方も」
「アッチ、って」
ニヤリと笑う彼女の意図していることを悟って途端に顔が熱くなる。
「もうした?」
「いやまだまだまだまだ!」
ぶんぶんと頭を横に振る。彼女は頬杖をついてニヤニヤ笑っている。
「ケイってウブだよねぇ」
「うるさいっ」
「初めての彼氏が20歳も年上ってなかなかないよね」
ドキ。
そう、西島さんが私の初めての彼氏なのだ。有名商社の部長職で社会的地位や経済力もあり、容姿端麗ときたらまわりの女性は放っておかないはず。高スペックにもかかわらず42歳で独身なのが不思議だ。社会経験もなく恋愛経験も乏しい私が、彼女として彼を満足させることができるのだろうか?
「簡単に手を出してこないんだから、若い娘とヤりたいだけじゃないでしょ。会っていない間だってケイのこと思ってたんだからさ。西島さんだってちゃんとあなたに惹かれてるよ」
私の不安を察したのか、トモちゃんはすかさずフォローを入れてきた。
「そうだといいな」
「私が恋愛テク教えてあげるから大丈夫だって!」
彼女は心強い友である。
「アッチ、って」
ニヤリと笑う彼女の意図していることを悟って途端に顔が熱くなる。
「もうした?」
「いやまだまだまだまだ!」
ぶんぶんと頭を横に振る。彼女は頬杖をついてニヤニヤ笑っている。
「ケイってウブだよねぇ」
「うるさいっ」
「初めての彼氏が20歳も年上ってなかなかないよね」
ドキ。
そう、西島さんが私の初めての彼氏なのだ。有名商社の部長職で社会的地位や経済力もあり、容姿端麗ときたらまわりの女性は放っておかないはず。高スペックにもかかわらず42歳で独身なのが不思議だ。社会経験もなく恋愛経験も乏しい私が、彼女として彼を満足させることができるのだろうか?
「簡単に手を出してこないんだから、若い娘とヤりたいだけじゃないでしょ。会っていない間だってケイのこと思ってたんだからさ。西島さんだってちゃんとあなたに惹かれてるよ」
私の不安を察したのか、トモちゃんはすかさずフォローを入れてきた。
「そうだといいな」
「私が恋愛テク教えてあげるから大丈夫だって!」
彼女は心強い友である。


