「では、体育祭の話はこれで終わりです」
気づいた時には体育祭の話は終わっていた。
私、宮崎茉由はお母さんの再婚で鈴木茉由になった。
でも、学校では変わらず宮崎の方でやってる。
それはそうとぼーっとしてたのは兄弟になったあいつのせい。
遙のせいで私は最近集中できない。
家では特に話してないけど夕食を食べるときはあいつはよく話す。
そのときは笑顔で優しい顔。
ちょっといつものあいつと違って戸惑ってしまう。
そんなことは置いておいて体育祭についてなにをはなしていたんだろう。
「ねぇ、何を話してたか教えてくれない?」
私は中田さんに話しかけた。
「確か二人三脚だったと思う。みんなそれぞれで選んどいてだって」
「え」
「どうかした?」
「う、ううん。なんでもない」
どうしよう。
私は特に仲のいい友達がいない。
中田さんは他の人と組むだろうし。
なんで、同じクラスの人と話しておかなかったかなぁ。
後悔しても遅いことだった。
「どうしたの?」
お母さんにそう話しかけられた。
あれから私はずっと悩んでいた。
流石に先生に選ばれても困るし。
そのことをお母さんに話すと笑顔で言われた。
「遙君とすればいいじゃない」
いや、ない。
1番考えてなかった。
「いやいや、遙に迷惑じゃん」
「遙君、どう?」
後ろを向くと遙が立っていた。
遙もいつもよりは目を見開いている。ちょっとだけだけど。
遙は決意したような表情でいう。
「いいですよ」
「え」
「あら!ありがとう、遙君!」
1番まずいことが起きてる。
お母さんはめちゃくちゃ乗り気。
遙も珍しく明るめな表情をしてる。
多分遙も決まってなかったのかな。
組む相手が。
……はぁ、しょうがない。
やるしかないか。
「一緒に頑張ろうね、遙」
「……わかった」
なによ、わかったって。
やっぱり気に入らないと思ってしまった。
気づいた時には体育祭の話は終わっていた。
私、宮崎茉由はお母さんの再婚で鈴木茉由になった。
でも、学校では変わらず宮崎の方でやってる。
それはそうとぼーっとしてたのは兄弟になったあいつのせい。
遙のせいで私は最近集中できない。
家では特に話してないけど夕食を食べるときはあいつはよく話す。
そのときは笑顔で優しい顔。
ちょっといつものあいつと違って戸惑ってしまう。
そんなことは置いておいて体育祭についてなにをはなしていたんだろう。
「ねぇ、何を話してたか教えてくれない?」
私は中田さんに話しかけた。
「確か二人三脚だったと思う。みんなそれぞれで選んどいてだって」
「え」
「どうかした?」
「う、ううん。なんでもない」
どうしよう。
私は特に仲のいい友達がいない。
中田さんは他の人と組むだろうし。
なんで、同じクラスの人と話しておかなかったかなぁ。
後悔しても遅いことだった。
「どうしたの?」
お母さんにそう話しかけられた。
あれから私はずっと悩んでいた。
流石に先生に選ばれても困るし。
そのことをお母さんに話すと笑顔で言われた。
「遙君とすればいいじゃない」
いや、ない。
1番考えてなかった。
「いやいや、遙に迷惑じゃん」
「遙君、どう?」
後ろを向くと遙が立っていた。
遙もいつもよりは目を見開いている。ちょっとだけだけど。
遙は決意したような表情でいう。
「いいですよ」
「え」
「あら!ありがとう、遙君!」
1番まずいことが起きてる。
お母さんはめちゃくちゃ乗り気。
遙も珍しく明るめな表情をしてる。
多分遙も決まってなかったのかな。
組む相手が。
……はぁ、しょうがない。
やるしかないか。
「一緒に頑張ろうね、遙」
「……わかった」
なによ、わかったって。
やっぱり気に入らないと思ってしまった。


