お兄ちゃんがライオンくんにあった日、私はお兄ちゃんに聞いてほしいことがありました。



でも、お兄ちゃんはライオンくんで頭がいっぱいで、話すことができませんでした。



話したかったのは、私の足の話です。



お風呂に入った時、自分の足の小指が黄色くなっていることに私は気がつきました。



変色しているだけで、痛みなどはありません。



でも、私は自分の小指が気になって仕方がありませんでした。



だから、物知りのお兄ちゃんに聞いてみたかったのです。



お兄ちゃんは次の日も、ライオンくんで頭がいっぱいでした。



私はお兄ちゃんに聞くのを諦め、お母さんに小指のことを話しました。



きっと、知らない間にぶつけただけだから大丈夫だよとお母さんに言われ、私は小指を蚊にするのをやめました。