「っ…!」 「顔、真っ赤。かーわい」 きっと、菱川くんに敵う日なんてこなくて。 「可愛いって言い過ぎだよ…っ。妹さんにもいっぱい言ってるくせに…」 こうやって些細なことで、ありえもしないのに妹さんにも嫉妬なんかしても。 「妹への可愛いと、千乃への可愛いは全然違うよ。それに、千乃が妹だったらあんなこと出来ない」 「っ…やっぱり、菱川くんはずるい」 「千乃には敵わないよ」 とびきり甘い菱川くんに、絆されちゃうんだ。