「…ん、今何時…?」



保健室特有の消毒液のような臭いが鼻をつく。



5限の間だけと思っていたのに、放課後まで寝てしまっていたようだ。



「…あ、静音からも連絡来てる」



スマホを開いて確認すると、心配してくれてるようなメッセージが送られていた。



『ちょっと、大丈夫なの?大丈夫じゃないから、こうなったんだろうけど…。何かあったんでしょ?なんでも聞くから、明日絶対来なさいよ?』