「あー、たしかに美味しそうだったよね。今度は焼き菓子にしようかな」



「ぜひぜひ…!いっぱいオススメ教えるね」



あわよくば、うちの店のリピーターになって欲しいけど。



「千乃のオススメ、楽しみにしてる」



今日も笑顔が眩しい…。



見れば見るほどイケメンだ。



菱川くんが自分の席に着くと、さっきまではあまり感じなかった視線が私に突き刺さっていることに気づく。