「千乃は優しいね。俺の方こそ大丈夫。男なんだから。もうすぐ着くんでしょ?送らせてよ」 っ…もう、この人何者なんだ。 いちいちときめいてたら、こっちの心臓の持たないというのに。 それから数分して、家の前にたどり着いた。 「ありがとう菱川くん、送ってくれて。気をつけて帰ってね?」 「うん、こちらこそ楽しかった。またお店にお邪魔するよ。今日はあまり買えなかったけど、今度はもっと色んなのを買いたいし」