疲れ果てたその夜、長い付き合いなのに、はじめて貴一の家に泊まった。
と言っても、全く色っぽい話ではない。
私が一人で子供の面倒を見るのは、到底不可能なので、後藤家に泊めて貰っただけだ。
警官たちとも話をしたものの、こんな急に預かってもらえる施設もなく、子供は客間に寝かせてある為、私は貴一の部屋で寝ることに。
数えきれないほど来ている部屋なのに、泊まるのは初めてなので、ドキドキしてしまう。
「ごめん。来客用の布団、干してなかった…。明菜は俺のベッド使って。今日は疲れたろ?」
「そんなの悪いよ。貴一は何処で寝るの?」
「俺は何処でも眠れるから」
そう言って、貴一は部屋のソファにもたれた。
と言っても、全く色っぽい話ではない。
私が一人で子供の面倒を見るのは、到底不可能なので、後藤家に泊めて貰っただけだ。
警官たちとも話をしたものの、こんな急に預かってもらえる施設もなく、子供は客間に寝かせてある為、私は貴一の部屋で寝ることに。
数えきれないほど来ている部屋なのに、泊まるのは初めてなので、ドキドキしてしまう。
「ごめん。来客用の布団、干してなかった…。明菜は俺のベッド使って。今日は疲れたろ?」
「そんなの悪いよ。貴一は何処で寝るの?」
「俺は何処でも眠れるから」
そう言って、貴一は部屋のソファにもたれた。