しばらくして、泣き止み、寝てしまったようだ。

 目を開けたときには、薄暗かった。
 ソファで寝ていたようだ。
 先生は、絨毯の上に座って、ソファにもたれかかって寝ていた。

「あっ、起きたか!」
 先生が目を覚ました。
「すいません。取り乱して。」
「気にするな。それより、何か材料あるか?夕食作るわ。ご両親は帰ってくる?」
「さあ?いつも、1人分しか作らないから。親がなかった食べてるのか知らない。」
「そっか。なんか作るわ。」
「いいですよ。自分でやるんで。」
「あれだけ泣いたから、ダルいだろ?ゆっくりしときな。キッチン借りるぞ。」
「はい。」
 大人しくソファに座っていた。