*瞬Side*
思春期真っただなかの中学生。
心も身体も成熟を始め、大きな変化に戸惑うこともある。
と同時に、何事にも多感で……特に色恋への興味は異常だった。
小学生のときは真面目で硬派だった子が、中学生になった途端モテだして……学校一の美人と言われていた先輩と付き合い始めた。
それから、後を追うように次々とカップルが誕生。
気づけば仲良しグループで俺だけ彼女なし、という期間もあった。
後で知った話なんだけど……。
“彼女持ち”が一種のステータスだったらしく、男子バスケ部の友達が「女バスで残ってる奴から1番良さそうなのを選んだ」と言っていた。
色恋でいえば、恋に当たる部分の話。
現状に満足していた俺はそこまで興味を示さなかった。
一方で、色の方は……。
全く興味がなかったと言ったら嘘になる。
“女子が集まれば恋バナ”なら“男子が集まれば下ネタ”。
話すことといえば性のことばかり。
しょうもない小ネタからディープなネタまで。マシンガンのようにさく裂するエロトーク。
そんな中で過ごせば、彼女がいてもいなくても多少興味を持ってしまう。それが男の子。



