「またあの2人ー?」
「それ、ズルしたんじゃないの?くじ作ったの学級委員でしょ」
「あり得る。瞬とペアになりたくて細工したんだよ、絶対」
“きっと”じゃなくて“絶対”なのね……。
細工したのは私じゃなくて瞬なんですけど……。
というツッコミをしている暇はない!
次は私が隠れる番だ。
私の噂をしているところに出くわすなんて気まずすぎる…!
女子たちが曲がってくる前に。
隠れようとした私。
不意に影が落ちる。
────っ!
「「えっ!」」
彼女たちが驚きの声を上げた。
まるでとんでもないものを見たかのように……。
「うそっ!あれ、ハルじゃない?」
「相手だれ?」
「行こ!邪魔しちゃ悪いし」
パタパタと遠ざかる足音。
「キスしてたよね?」
という言葉を最後に、彼女たちの気配が消える。



