ゴールでは森下さんと先生が待っていた。 「瞬!おかえり」 「これで4組は全員帰ってきたな」 ミッションクリアの証であるカードを先生に返し、私は何事もなかったかのように宿泊施設に戻る。 ……よかった。 ゴールに着く前に手を離しておいて。 手を繋いでいるところを森下さんに見られたら大変だもんね。 うん、よかった。 そう心から安心しているはずなのに……。 無意識に握りしめた右手は、なぜか安心とは別に寂しさを残している。 EP.03へ続く