朝、キスして。


残り4ペア。だいぶ絞られてきた。

19番の男子は誰だろう。


「次、16番」

「……」

「え、うそ!ハルくん!?」

「いいなぁ」


ハルくんこと晴臣くんが前に出ると、ペアの子が興奮で声を上げた。


残り3ペア。

女子は森下さんが残っていて、男子は瞬が残っている。


……まずい。


次の17番でも森下さんは手を上げず。

つまり彼女は18番ということ。


そして、瞬もまだ呼ばれていない。


……非常にまずい。


これで瞬が18番ならいい。

だけど、もし19番なら……。


「ねぇ有咲。次、瞬が手を上げなかったら、有咲が前に出て」


森下さんがこっそり話しかけてきた。

要するに、番号はどうでもいいから瞬とペアを組めるようにしろ、ということ。


みんなズルしてないのに、私たちだけズルするのはどうかと思うけど……でもそれで納得してくれるならいい。


「18番のペア」

「はーい」


手を上げたのは、瞬ではないもう1人の男子だった。