朝、キスして。


だから、尽くしたい気持ちに重さがあるなんて知らなかった。

普通だと思っていたから……。


「それ、気持ちが重いってより受け取る側の容量の問題だろ。少なくとも俺は、有咲がしてくれたこと嬉しかったよ」


「……っ」


なんで……瞬なんだろう……。


欲しい言葉をくれる。

無駄じゃないって肯定してくれる。


どうしてそれが、瞬なんだろう……。


思わず下唇を噛みしめて、泣きそうになるのを痛みで抑えた私。

心は、渦を巻くみたいに乱れていた。