朝、キスして。


有咲は一瞬困惑を見せたけれど、ぐっと飲み込んだ言葉を吐き出すように口を開いた。


「優雨ちゃんは、瞬のこと……どう思ってる?」


探るような言葉と表情。

やっぱり有咲は私の気持ちを知っていて、そのことを話そうと……。


もしハルに聞かされていなかったら、私はなんて答えただろう。

なんでそんなこと聞くのって、もしかしたら誤魔化したかもしれない。

有咲の勇気も知らないで……。


もう誤魔化しも隠しもできない。



「好き」


まっすぐぶつかってくる有咲に、私もまっすぐな言葉を返した。

まっすぐだけど、説明不足な言葉を。