「だから、その人と話すまで待っててくれる?ハルくんとのことも、そのあと全部話す」

「……わかった、待つ。……でもなるべく早く頼むわ。俺の心が死ぬ前によろしく」

「うん」


優雨ちゃんになんて声をかければいいのかわからなかった。

優雨ちゃんの気持ちを確かめたくても、確かめられなかった。


でも、言いたいことがある今なら、ちゃんと話せる気がする。


確かめるだけじゃなくて、それを知ってどう思ったのか。私自身の気持ちも言葉にしないと。