朝、キスして。


そりゃあ、小さい頃は仲の良い幼なじみで通ってたよ?近所でもとても有名な。


でも、今はそんな片鱗どこにもない。

むしろどうしたらそう捉えられるのか不思議な話。


だから断固として譲れない思いで言い返した。


……なのに。

それが却って、逆効果だったみたい。


「有咲はバカだなー。そういうところが仲良く見られるんだって、な?」


瞬から同意を求められた優雨ちゃんが頷いた。


「喧嘩するほど仲が良いってやつ」


えぇ……!?

そう見られてたの?

全然違うのに…!


「この際、仲良しでいいじゃん」

「やだ」

「なんで?」

「……仲良くないもん」


ダメ。全然理由になってない。


「頑固。昔はもっと素直で可愛かったのになー」


っ!?


「ちょ…っ!」

「昔?」


口を滑らせやがった…!


咄嗟に瞬の口を押えるが、時すでに遅し。

優雨ちゃんの耳にはしっかり届いていた。