そりゃあ、小さい頃は仲の良い幼なじみで通ってたよ?近所でもとても有名な。
でも、今はそんな片鱗どこにもない。
むしろどうしたらそう捉えられるのか不思議な話。
だから断固として譲れない思いで言い返した。
……なのに。
それが却って、逆効果だったみたい。
「有咲はバカだなー。そういうところが仲良く見られるんだって、な?」
瞬から同意を求められた優雨ちゃんが頷いた。
「喧嘩するほど仲が良いってやつ」
えぇ……!?
そう見られてたの?
全然違うのに…!
「この際、仲良しでいいじゃん」
「やだ」
「なんで?」
「……仲良くないもん」
ダメ。全然理由になってない。
「頑固。昔はもっと素直で可愛かったのになー」
っ!?
「ちょ…っ!」
「昔?」
口を滑らせやがった…!
咄嗟に瞬の口を押えるが、時すでに遅し。
優雨ちゃんの耳にはしっかり届いていた。



