テストが終わるまでずっと心にとどめておけるのかな。 私ひとりの心にとどめておける程度の悩みなのかな。 無理なんじゃないかって思った。 彼の強引な優しさに触れて、一緒に悩んでって思ってしまったんだ。 だから私は、ハルくんの隣に少し距離を開けて座った。 「友だちって、なんだろうね」 「急に哲学的になった」 「うん、話の導入に困って……」 すぐに本題に入るにはまだ感情の整理ができていなかった。 余白がほしかった。 「いいよ、ゆっくりで」 ハルくんは時間を与えてくれた。