「い、いかない…っ!」 「はい、じゃあ俺に任せてね」 飄々とした笑みを浮かべて去っていった。 瞬はいとも簡単に私に触れる。 去り際にも私の頭を撫でていった。 だから嫌なんだよ、瞬と関わるの。 私が頑張ってなかったことにしようとした関係を、一瞬で手繰り寄せる。 何もなかったみたいに元の関係を取り戻そうとする。 ……無理だよ。 私たちは幼なじみには戻れない。 EP.02へ続く