「え……、どうして謝るの?」
「傷つけたかなって……」
「ううん、全然。優雨ちゃんがどう思っていようと、私は優雨ちゃんが一緒にいてくれて助かってるよ」
た、助かってる……?
少し驚きだった。
相手のほしい言葉をどんなときでもかけられる人がいるとすれば、私は真逆のタイプ。
たとえば、彼氏と喧嘩して彼氏の悪口ばかり言う友達に、「それは彼氏が悪いよ」と愚痴に乗ってあげるのが正しいとわかっていても、私は「あまり陰で悪口言わない方がいいよ」と思ったことを言ってしまう。
そんな私だから、気をつけるようにしていても人を不快にさせてしまうことがあり、そのせいでうまくいかないこともしばしば。
今も確実に有咲を傷つけたと思った。
なのに有咲は、非難するどころか『助かってる』と言った。
どうして?
有咲って、あまり関わったことがないタイプの子だから戸惑う……。



