「うぅ、」 彼女は項垂れてラッピングされたそれを後ろへ隠そうとするが、 「それでも俺は彼女さんが頑張って作ったそれを食べたいんですが」 「うっ!胸キュン。20ポイント」 俺が掴んでいるため隠そうにも隠せないご様子。 「でも、でも、やっぱり綺麗に出来なかったのでこれを君にあげることはできないのです」 「往生際が悪いぞ。ここまで来てそれを言うならこうだ」 俺は彼女に視線を合わせ 「へっ、」 そのまま顔を近付け口と口を合わせる。