例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う

楽しそうとか嬉しそうとか、そういう表情は一切ない。

むしろなにを考えているのか、幼なじみの私でも分からない表情。

だけど、冬弥くんが一緒に行くと言ってくれている。

それが嬉しくて、思わず笑顔がこぼれた。



「水着選び、お願いします」

「おう」



久しぶりに交わした言葉。

これも美波ちゃんがきっかけを作ってくれたおかげだ。

感謝しかない。



「ありがとう」



その言葉は美波ちゃんと冬弥くんに向けてだった。

頷いてくれる2人の反応にほっとする自分がいた。