あとがき。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

心に残るなにかがあれば嬉しいです。



体は健康でも、精神的な苦しみを抱えた優奈ちゃん。

心身ともに健康でも、支えることの苦悩を体験した冬弥くん。

心は健康でも、生まれつき病弱な湊くん。

生活に不自由はないけれど、コンプレックスに悩む美波ちゃん。



人それぞれ、悩みはあると思います。

その悩みはものさしではかることはできない。

他人と比べることもできない。



この小説を通して、私がみなさんに伝えたかったこと。


ある日突然、ほんの些細なきっかけで日常が崩れることもあります。

自分では気づくことができない。

気づいたときには苦しみが自分を襲っている。

でも、それが悪いことではありません。


確かに苦しみ、消えたいと思ってしまう瞬間もあるでしょう。

そんなときは思い出してほしいです。


”生きることがラクになるように”


人生幸せ続きとは限りません。

だけど、せめて。

生きることがラクだと思える日を目指してほしい。