例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う

入院してから2か月が経った。

私の退院日が1週間後と決まった。

先生やみんなのサポートもあって食事もとれるようになった。

感情も豊かになった。

本当に、みんなのおかげだ。



「退院は決まりましたが完治とは言えません」

「……はい」

「精神疾患というのは、完治を告げるのがなかなか難しい病気なんです」



長い時間をかける必要があります。

先生はそう言った。


闘病生活が終わったわけじゃない。

悪化することだってある。

そういうことだ。


私は息をのんだ。

だけど。



「確かに闘病生活は辛いけど、」



先生が言ってくれた言葉を思い出す。

あの言葉はずっと胸に残っている。

それはこれから先もずっと。



「生きることがラクだと思える日を探し続けます」