例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う

あの日。

湊くんに言われた言葉を思い出す。



『優奈ちゃんはさ――、』



駅前のクレープ屋さんの近くベンチ。

隣に座っていた湊くんの悲しげな、苦しげな表情。



『食べる行為が怖いんだよね』



そう言った湊くんの言葉は疑問形でもなくて。

断言した言葉だった。

その言葉は、的確に私の気持ちを言い当てた。



『一緒に病院へ行こう』

『なん、で……』

『優奈ちゃんは、』



”摂食障害”

そう、はっきりと言った。