例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う

怖い。

足が震える。

怖いけど。

私は間違った行動はしていない。



「美波ちゃんを白雪姫役に推薦したのは、あなたたちでしょ」

「だから?」

「それだったらみんなで頑張ろうよ」



顔を見合わせる彼女たち。

美波ちゃんに謝ってほしい。

そう思ったのに。



「ふっ、ははっ! あんた、バカなの?」

「え?」

「如月さんを推薦したのはネタにするために決まってるじゃん」 



お腹をかかえて笑い出す彼女たち。

人をバカにするのもいい加減にしてほしい。

ちらりと美波ちゃんを見れば、今にも泣きだしそうだった。

美波ちゃんの様子に気が付いたのは彼女たちも一緒のようで。