沈黙の戦い〜凛々しい棋士のギャップ〜

 三人で園長室に入り、ソファーに座る。

「お時間をいただき、ありがとうございます。お仕事でお疲れの所、申し訳ないですね」

「いえ……。なにか」

「はい。本日園の方に美羽先生に対する抗議の電話が入りまして」

「ええっ⁉️」

「私共も、普段の美羽先生を知っていますので、信じることはありませんが、このままにしておく訳にもいきません。そこで、最近の出来事を聞いた所、啓太くんのご両親の話が出てきまして、こうしてお聞きしている次第です。本来、園児のご家庭の事情をお聞きする事はないのですが、失礼を承知でお話させていただいてます」

「すみません。僕が原因だと思います」

「理由をお伺いしても?」

「はい」