「ビールってにがくない?」


「今日は月が綺麗だねー。」


僕の質問に答えることなく、、、


彼女はひとりごとのようにつぶやいている、、、



月の光に照らされている彼女は、、、


なんていうかとても不自然で、、、



よく見ると、彼女の足や半袖から出ている腕は少し汚れている。



髪の毛も、服も、、、



「ねえ、聞いてる?」



そう言って僕を見る彼女の目は、ビー玉みたいに不自然で、、、


幽、、、、霊、、、、?!


ゴックン・・・

僕は息を飲んで、彼女の腕を強くつかんだ。