私はただのファンだし! 八千代くんのことを見ていられるなら何だっていいと思った! 「だから、これから隣の席で眺めさせていただきます」 席に座ったまま深々と頭を下げ、さっそく八千代くんの顔に視線を移す。 八千代くんは可笑しそうに笑って、「好きなだけどうぞ」なんて、余裕げな言葉を放った。