「はは。なに」 どうして、恥ずかしげもなくそんなことが言えるの。 「むりだよっ、だってこのクラスの人いつ戻ってきてもおかしくない」 「じゃあ、戻ってくる前に早くしないとね」 「こっち向いて」と、そう続ける梓希くん。 なんか……なんかっ。 いつもより強引だ。 襟を引っ張って、自分の首筋を私に見せる。 「はい」って言われても困る。 キスマークとか付けたことない。