八千代くんのものになるまで、15秒



梢の言っていた通り、私、職員室まで新しいペンキを取りに行こうとしたんだよ!

そうしたらさ、廊下の掲示板にさ……



「みんな〜!朗報!うちらのクラスからミスターコンの出場者がでることになったよ〜!」



楽しげにそう言いながら教室に入ってきた文化祭委員の子の声と、
その声に反応してアワアワとする私。

そんな様子を見た梢が、「まさか……」と呟く。

そう。そのまさかなのです。



「すっかり人気者だねぇ!八千代くん!」



ぽん、と委員の子に肩を叩かれたのは、梓希くんだった。

おお〜と、クラス中に歓声があがる。
「頑張れよ!」とか、「楽しみだね!」とか。

クラスメイトの皆んなは梓希くんのことを応援してて。