梢の言っていた通り、私、職員室まで新しいペンキを取りに行こうとしたんだよ!
そうしたらさ、廊下の掲示板にさ……
「みんな〜!朗報!うちらのクラスからミスターコンの出場者がでることになったよ〜!」
楽しげにそう言いながら教室に入ってきた文化祭委員の子の声と、
その声に反応してアワアワとする私。
そんな様子を見た梢が、「まさか……」と呟く。
そう。そのまさかなのです。
「すっかり人気者だねぇ!八千代くん!」
ぽん、と委員の子に肩を叩かれたのは、梓希くんだった。
おお〜と、クラス中に歓声があがる。
「頑張れよ!」とか、「楽しみだね!」とか。
クラスメイトの皆んなは梓希くんのことを応援してて。

