なんてね。
考え過ぎかもしれないけどさ。
まぁでも、大事な幼なじみだし。
少しぐらいは心配させてよね。
「……何とかって、なに」
「分かんない。それはその時考える」
「は、てきとーだなぁ、おまえ」
「何よそれ。心配してあげてるんだからね」
瑛士の腕を軽く叩いて、「じゃあ、私行くから」と。
そう言って、瑛士から離れようとした時だった。
「──なんで、梓希だったの」
瑛士がそう聞いてきたのは。
ぱちぱちと瞬きを数回して、瑛士がこんなことを聞いてくるのは珍しいな、なんて考える。
「……1年の時に、助けてもらったことがあって」
「助けてもらった?」
「そう。ローファー隠されてたのを一緒に探してくれたの」

