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「あー、なんかこの感じ久しぶりな気がする」
「うん。なんか最近、こうやって八千代くんの横顔をじっくり堪能する時間が足りなかったなって思って」
放課後、隣の席で日誌を書いている八千代くんをじぃっと見つめる私。
そんな私に対して、「こんなので良かったら好きなだけどうぞ」って、八千代くんは余裕のある言葉を放つ。
"こんなので良かったら"って、言うけどさ。
「八千代くんがいいんだよ、私は。」
そう言うと、八千代くんはチラリと横目で私を見て、意地悪く笑った。
……出た。妖しい雰囲気の八千代くんだ。
「なんで?」
「……はい?」
「なんで俺がいいの」
そ、それはもちろん、八千代くんの笑った顔とか、横顔とか。
そういう諸々の表情とか、仕草とかを見るのが好きだからで。

