彼女の雨が一旦止む。 「でも、君が泣くならやめとくよ」 「本当は今すぐにでも君に会いに行きたいんだけど」 「それだと君が悲しいんだよね」 「…… うん」 彼女が頷く。 「じゃあ、やめる」 「本当?」 「本当」 「嘘じゃない?」 「嘘じゃない。でも1つだけわがまま言っていい?」 「な、何?」 彼女が鼻をすすって首を傾げる。