――なんで?
「なんだ、そうだったのかー。俺と桜子は絶叫系が好きだし、それなら最初は別行動した方がいいかなあ」
「うん、そうしてくれると助かるわ」
あっさりと受け入れてくれた涼介くんが親切にそう提案してくれると、千早くんは頷く。
「知らなかった! 気が付かなくてごめんね、ふたりとも」
桜子もかえって申し訳なさそうにそう言ってくれる。
千早くんの発言は気になりながらも、桜子が謝る理由なんて全くないと思った私は勢いよく首を横に振る
「ううん! 私がこんな直前まで言ってない方が悪いよ」
「いいよいいよ。ま、とりあえず二手に分かれてまずは好きなの乗ろうか! しばらくしたら合流しよっ」
というわけで、私と千早くんは桜子と涼介くんと別れて、アトラクションを回ることになった。
「ち、千早くん。なんで……?」
桜子と涼介くんが意気揚々とジェットコースターの方へと向かった後、私は千早くんに恐る恐る尋ねた。
「え?」
「千早くん、ジェットコースター楽しみって電車の中で言ってたから……。なのになんで、苦手だなんて」
「なんだ、そうだったのかー。俺と桜子は絶叫系が好きだし、それなら最初は別行動した方がいいかなあ」
「うん、そうしてくれると助かるわ」
あっさりと受け入れてくれた涼介くんが親切にそう提案してくれると、千早くんは頷く。
「知らなかった! 気が付かなくてごめんね、ふたりとも」
桜子もかえって申し訳なさそうにそう言ってくれる。
千早くんの発言は気になりながらも、桜子が謝る理由なんて全くないと思った私は勢いよく首を横に振る
「ううん! 私がこんな直前まで言ってない方が悪いよ」
「いいよいいよ。ま、とりあえず二手に分かれてまずは好きなの乗ろうか! しばらくしたら合流しよっ」
というわけで、私と千早くんは桜子と涼介くんと別れて、アトラクションを回ることになった。
「ち、千早くん。なんで……?」
桜子と涼介くんが意気揚々とジェットコースターの方へと向かった後、私は千早くんに恐る恐る尋ねた。
「え?」
「千早くん、ジェットコースター楽しみって電車の中で言ってたから……。なのになんで、苦手だなんて」