マヨとは相変わらず、少し距離を置いてつきあい。

タイスケは、あれからちっともコンサートの話はしてこない。

っていうか、結構私無視されてる?!

何で無視されなきゃなんないのよ。

それは逆ギレっていうのよ。

部活の時だって、面の向こうのタイスケの目がちょっと怖い。

タイスケは結構身長あるから、見下ろされてギロって睨まれると、萎縮しちゃうんだよね。

こっちはちっとも悪くないのにさ。


そんな状況ですら、松川くんのことを考えたらどーにでも払拭できた。

やっぱり恋は偉大だわ!


そして、どっきどきの週末の朝を迎えたのだった。