「先輩、それは反則です。」 「えー?合田くんのも反則だったよ?」 なんて言うと笑いあった。 ねぇ、ずっと後悔してた。 なんであの時、話さなかったんだろう。 あの時、話しかけてたら。 あの時、野々村くんじゃなくて、合田くんに質問してたら。 きっと、あなたは死ぬことなんてなくて。 こうやって笑い合う未来があったんだよね。 好きだよ。誰よりも。 きっと、あなたに振られても想い続けてしまう。