「うちの11個うえで。煌くんの丁度半年後が誕生日。」
「なんか、すごいな。」
「偶然ってすごいよね。結婚して、2年後からモラハラが凄くなって。子供に虐待するようになって。うちは鬱状態になってた。」
「え?!」
「親友と話して、お互いに励ましあって何とか回復したところに。煌くんが事故でなくなったって聞いたの。」
何度悔やんだことか。
「ごめん。1番辛いとこに傍にいてやれなくて。」
「ううん。うちの心が弱かっただけだから。煌くんの存在にいつも助けられてたんだよ。」
「それなら良かった。」
「それに、煌くんが変わったのがうちのせいならって。最悪なこと考えてた。」
「あー、うん。本当のことだから良いよ。」

