日曜日


約束通り、2時5分に着いた。



煌くんは、ちゃんと来てました!



「ごめん!いつ着いた?」

「さっき!」

「ほんとに〜?」

「男なんて待たせとけばいいんだって。」


なんて言うと、煌くんはベンチに座った。



だから、私も自然とその隣に座る。



「どこから聞きたいの?」

「まずは結婚した相手のことを聞こう。」

「全国駅伝の常連校出身の人で、実業団に入ってた。ニューイヤーも走ったことあるみたい。」

「…はい?」


やっぱりビックリした?


「でもねー、煌くんの方が凄いって今でも思ってるの。」

「美麗って、やっぱり。おかしいよなー。」

「きっと、煌くんしか見えてないからだろうね?」