「煌くんの彼女になりたいって思ってたし。幸せそうって思ってたけど。」
「けど?」
「めちゃめちゃ幸せ!明日死ぬんじゃないかって思っちゃうほどに。」
「俺を置いて行ったらあの世で怒るから。」
「煌くんは置いて行ったのに?」
「先に裏切ったのは美麗だろ。」
あー、この毒舌っぷり堪んない!
「うんうん。そうだね?」
「なに?」
「煌くんのその冷たい感じいいなーと思って!可愛いー。」
「嬉しくないから!」
「はいはい。じゃあ、明日の昼2時によろしくね!」
「K高近くの公園で!」
「え?!良いの?」
「彼女にしんどい目はさせないって。だから、早く来るなよ?5分くらい遅れてきて。」
「はーい!」
煌くんが多少遅れても良いように。なんだろうな。

