800は、2分30秒で2位だった。
走り終わって、スタジアムを出ると煌くんが待ってた。
「お疲れ様でした!」
「お疲れ様!」
「こんなにもお互いの存在が大きいなんて思いませんでした。」
「うちは知ってたよ。」
きっと、最初から。
逃げずに向き合って、煌くんに私の応援が最初から届いていたら。
彼は!地区予選止まりなんかじゃなくて。
もっと上に行けてたはずだって。
「もっと言えば。うちの方が煌くんの存在に救われてたから。」
なぜなら。
煌くんに速くなったって思われたい一心で走ってたから。
いつだって、私の心には煌くんしかいなくて。
煌くんを思っていたら、練習だって苦じゃなかった。

