「頑張ってね!」

「ありがとうございます。」


そう言って少し礼すると私はアップに取り掛かった。











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2.5kmがスタートする時間になり、見ると。



煌くんが凄いスピードで飛び出した。



でも、私はそんな速く走って大丈夫なのか?とは思わなかった。



それは、タイムリープする前の時も。



この1年で煌くんは、強豪校の人達に勝てるように練習をしてきたはずだから。と。



私は煌くんなら優勝するって疑わなかったの。