私(俺)の不器用な愛情表現




「独り言だから、気にしないでね。」

「はい。」

「ずっと、うちは姉や兄と比べられてた。だけど、うちにもうちの考えがあって。その考えは家族の誰にも話してない。きっと、分かってもらえないから。」


だからね?


「本当は、全国に行ってみたい。凄いプレッシャーになると思うけど、うちは。煌くんが見てる世界を見てみたいの。」


ずっと思ってた。



その背中にはどれだけのプレッシャーと我慢を背負っているのだろうって。