離れたくない。 一緒の高校に行きたい。 だけど、それを選ばない私だから。 「何で選べなかったか。それも知ってるんでしょ?」 「憶測ですけど。だから、教えてくださいね。」 「分かってる。」 「後、あんまり凄くなりすぎないでくださいね?追いつくの大変なんですから。」 どんなに頑張って離そうとしても。 煌くんは必死になって追いかけて、並んでくるじゃん。 「大丈夫。どんなに離しても。煌くんは頑張れって言ったら、すぐに追いつくし!」 それは経験済み。 というか、呆気なく抜かされたんだから。