それは、400メートル×10本のインターバルの時の話。



【あー!ありましたね。】

【うん。でも、煌くんは本当にヤバかったんでしょ?】

【あれ?やっぱり分かってました?】

【そりゃ分かるよ。】


だって、煌くんは嘘つかないし。



それに、大丈夫な時はいつも煌くんは皆を引っ張ってくれてたから。



【応援が聞こえてきたら、無限に力が湧いてきたんです。】

【そっか。良かったね!】


一応、知らないフリをしておく。



でも、そう思ったら。



やっぱり、私よりも煌くんの方が思いは強いのかな?